【シロアリ調査は無料】調査方法や依頼方法について現役検査士が解説|シロアリ1番!
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シロアリコラム
投稿日 2023.05.12 / 更新日 2023.12.15
シロアリ駆除シロアリ業者選び
【シロアリ調査は無料】調査方法や依頼方法について現役検査士が解説
WRITER
大学では昆虫類の研究に携わる。2007年テオリアハウスクリニックに新卒入社。これまで3000件を超える家屋の床下を調査。皇居内の施設や帝釈天といった重要文化財の蟻害調査も実施。大学の海外調査にも協力。しろあり防除施工士。白蟻専科研究室長。
YouTube:シロアリ駆除Channel
「シロアリ調査っていくらかかりますか?」
「調査内容や申し込み方法について知りたいです」
「しつこく営業されそうで心配です」
初めてシロアリの調査を受ける方の多くは、このような疑問や不安をたくさんお持ちです。シロアリ被害が心配だけどなかなか踏み切れない。そんな方のためにこの記事では、シロアリ調査の中身をじっくり解説します。
目次
シロアリ調査の費用は無料
シロアリの調査費用は基本的に無料です。
「羽アリが出てしまったので見てほしい」という方や「シロアリ予防を考えています」という方にとって費用のかからないシロアリ調査は非常に利用しやすいサービスです。
ただし、「無償点検」ではなく「無料点検」ですから、調査は基本的に駆除工事や予防工事の実施を検討していたり、被害の可能性について知りたい、といった方が対象となります。
例えば、シロアリ予防を実施せずに無料調査だけ定期的に受ける、という利用方法は好まれません。基本はリフォームの事前現地調査のようなサービスだと捉えておきましょう。
また、シロアリ調査と似たサービスに、ホームインスペクションというものがあります。ホームインスペクションは建物全体の非破壊調査のことでシロアリ以外にも雨仕舞や構造などを詳しく診てくれます。
費用 | 内容 | |
---|---|---|
シロアリ調査 | 無料 | ・床下調査 ・玄関、浴室、外回り蟻害確認 |
ホームインスペクション | 10万円前後 | 建物全体(床下、屋根裏、基礎、構造など) |
調査自体が商品ですので費用がかかりますが、シロアリだけでなく建物を全体的に見てほしい場合はホームインスペクションの利用も検討してみましょう。ホームインスペクションは建築士が診てくれます。
シロアリ調査を行うタイミング
皆さんがシロアリ調査を依頼しようと考えたキッカケは何でしょうか。シロアリ調査を依頼するタイミングは基本的に下記の3パターンです。
- 羽アリやシロアリを見つけたとき
- シロアリの保証が切れるとき
- シロアリ防除工事を検討しているとき
この様な場面でシロアリ調査を依頼していただくと、非常にご活用いただけます。
羽アリやシロアリを見つけたとき
羽アリの大発生はシロアリ被害の兆候です。シロアリのような羽アリを見つけた場合はすぐに専門業者に調査を依頼するのが賢明ですね。
またシロアリを見つけた場合も同じです。家の中に巣を作っているシロアリを見たときは既にシロアリ被害が発生していますので早急に依頼しましょう。敷地の木材などにシロアリが付いていたときは、そのシロアリが家の中に入っていないかを確認するためにシロアリ調査をご活用いただけます。
シロアリの保証が切れるとき
新築の建物には5年間のシロアリ保証が付いています。シロアリ防除工事をした場合も基本的に保証は5年間です。そのため、保証が切れる直前には最終点検として施工を行ったシロアリ業者が調査を行います。
建物に被害があった場合は保証で対応できるため、保証が切れる直前には必ずシロアリ調査をお願いしておきましょう。
しかし、保証元の業者から最終点検の通知が来ないことも稀にあります。その場合は、ご自身でシロアリ調査を手配しましょう。その際、別の業者に頼むのも一つの手です。
シロアリ防除工事を検討しているとき
上の2つの理由以外で、シロアリ防除工事を検討しているときもシロアリ調査が有効です。
「お隣さんがシロアリ予防をしたのでうちも検討しています」
「前回駆除してから何年も経っているのでそろそろかな」
こういった理由などで防蟻工事を検討しているときは、シロアリ調査→見積もり→施工 という流れになるため、シロアリ駆除の専門業者に調査を手配しましょう。
依頼〜調査当日の流れ
問合わせ・日程調整 | 電話・メールで調査の日程調整を行います。 |
---|---|
事前準備 | 調査前の準備を行います。 |
調査実施 | 調査スタッフが伺い、1時間程度で状況を調査します。 |
報告・見積もり | 状況の報告と見積もり作成を行います。 |
依頼方法(問合せ)
シロアリ調査を行うときはまずは業者に問合せましょう。問合せ方法は電話、メールフォームの2つが主流です。
電話 | その場で日程調整が可能 |
---|---|
メールフォーム | 営業時間外でも申し込める その場では日程調整できない |
おすすめは電話での申し込みです。理由は、その場で日程調整ができるため結果的にスムーズに申し込みが完了するためです。具体的に質問されることは以下のとおりです。連絡前にまとめておきましょう。
氏名、住所 | 現地訪問の際に必要です。 |
---|---|
電話番号 | 連絡の際に必要です。 |
申し込み理由 | 被害状況など。状況把握のために必要です。 |
保証の有無 | 保証で対応できるかが分かります。 |
調査希望日 | シーズン中だと混み合っている場合があるため、候補日を複数あげておきます。 |
床下の入口を把握 | 床下調査は必須のため、点検口や収納庫があるかを把握しておきましょう。 |
図面の有無 | 調査がスムーズになるため事前に伝えておきましょう。 |
事前の準備
調査当日までの準備はそこまで多くありません。下記3つは事前に準備しておきましょう。
- 点検口まわりを片付ける
- 床下に入るための点検口や収納庫は蓋を開けられるように準備しておきましょう。
- 調査箇所を片付ける
- 床下以外にも、被害箇所や玄関、浴室、建物の外周は調査員が見る可能性が高い場所です。見られたくないものや触られたくないものは移動しておきましょう。
- 図面を用意する
- 図面が無くても調査は可能です。ある場合は、調査がスムーズに進みますので事前に準備しておきましょう。
シロアリ調査の実施
日程調整した日に調査員が伺います。当日、調査担当者は基本的に車で向かいますので、駐車について申し込み時に打合せがあった場合は準備しておきましょう。調査の流れは以下のとおりです。
調査の流れ
1.家の間取り確認 | 図面がある場合は省略。見落としを無くすために必要な作業です。 |
---|---|
2.被害箇所の調査 | 被害がある場合は、まず状況を確認します。 |
3.外回りの調査 | 外周からシロアリが入っていないか、生息が確認できるか、などを調べます。 |
4.玄関、浴室の調査 | 住宅内で被害の多い玄関や浴室周辺を目視調査します。 |
5.床下の調査 | シロアリの侵入経路や被害の範囲を調べるために床下をくまなく調べます。 |
6.ご報告、お見積り | 調査結果からどのような工事が有効かをご報告・ご提案します。 |
基本的なシロアリ調査は上記の通りで、所要時間は1時間から1時間半程度です。
シロアリ調査はプロが行う
シロアリ調査の実施には特に資格が必要ありません。しかし、ほとんどの調査員はしろあり防除施工士という資格を持っています。もしも調査員の知識や返答などに不安がある場合は、資格を持っているか確認しておくといいでしょう。
調査・施工に伺うスタッフは全員しろあり防除施工士の有資格者です。また、弊社は公益社団法人日本しろあり対策協会会員として、防除施工標準仕様書に沿って安全かつ確実に施工を実施しています。
調査でみるポイント
- 蟻道の有無
-
シロアリが侵入したときに構築する通り道(蟻道)がある場所を探します。蟻道の存在が確認できれば侵入経路や被害状況の把握に繋がるためです。
蟻道は土を固めたような形状をしており、基礎の立ち上がりなどに見られます。
- 被害状況の把握
-
シロアリは木材をエサとするため被害を受けると何かしらの変化がおきます。穴が開いたり変色したりするため、木材の変化を目視でチェックします。
ただし、木材の見た目が変わっていなくても内部で被害が進行している場合もあります。そのため木材を打診(叩いて診断)して見えない被害がないかもしっかり確認します。
中がスカスカの木材は叩くと空洞音がするため、プロの調査員はその微妙な変化を聞き分けてシロアリ被害を確認しています。
例えば水漏れや断熱材の落下など床下に入らないと確認できない異常が時折見られます。そういったときには、点検報告時に状況をお客様と共有させていただきます。
ご報告と報告書の提出
1時間程度の調査が終わると、当日のうちに状況報告があります。業者によっては、写真付きの報告書を作って提出してくれることもあるでしょう。
基本的には、撮影した写真を使いながら視覚的に状況を説明してくれますので、自宅がどんな状況だったかを細かく知ることができます。
- シロアリ被害の場所
- 被害の大きさ
- 駆除が必要か
- 腐れ・カビや湿気の状況
駆除が必要な場合は、シロアリ防除工事の見積もりも同時に作ってもらえます。報告内容や見積もりをしっかり確認して、その業者に依頼するかどうかを見極めましょう。
シロアリ駆除をするかはお客様の判断
シロアリ調査はシロアリ防除工事の事前調査としての位置づけです。しかし、調査を依頼したら必ず工事をしなければならない訳ではありません。
「見積もりが予算オーバーだった」
「他の業者にも話を聞きておきたい」
「被害が無かったのでもう少し様子をみておこう」
このような理由でも工事を強要する業者はほとんどいません。「工事が前提だからシロアリ調査は無料であっても頼みづらい・・・」とお悩みでも、工事は強制ではありませんのでご安心いただければと思います。
シロアリ1番!にシロアリ調査をご依頼いただいたお客様は、その場で工事を依頼される方もいらっしゃいますが、のちほど家族と相談される方や他業者の見積もりを待ってから考えられる方も多くいらっしゃいます。まずは、自宅の状況を確認してから工事については考えたい、という方もお気軽にお申し込みいただけます。
自分で調査をする方法
業者にシロアリ調査を依頼する前に、まずは自分で調査をしておきたい、という方のために、自ら調査する方法も解説します。
基礎の立ち上がりを確認し、土のような通り道がないかチェックします。上でも触れましたがシロアリは蟻道と呼ばれる通り道を作る習性があります。
地面から建物に向かって蟻道が見られたらシロアリが侵入している可能性がありますので、普段からチェックしておくと安心ですね。
玄関は最近の建物で1番被害の多い場所です。というのも、玄関には床下空間がなく地中に住むシロアリが容易に侵入できてしまうからです。
玄関の調査方法は、露出する木材の打診と目視による確認です。上がり框や巾木などを触ってフカフカしていないか、土が付着していないかをよく確認しましょう。
シロアリの形跡が多いポイントは見えにくい裏側などです。特に框の裏側や下駄箱の下は普段確認できずシロアリ被害を見落としてしまう原因となるため、しっかりとチェックしましょう。
床下に入るには専門的な道具が必要です。簡単にできる場所ではないため、基本的には上記2つ(外回り・玄関)をまずはセルフ調査してみましょう。
自分で一通り点検したい、という方は、自分でシロアリ点検をするための記事を作りましたのでご確認ください。
無料のシロアリ調査を受けてみよう
業者に調査を依頼したら駆除も必ずお願いしないといけないかな・・と思われがちですが、先ほどお話したとおり多くの方は複数の業者に見積を取ってから業者を選んでいます。「調査をしたら駆除を断りづらい」とは考えず、お気軽に調査を申し込んでみてください。
業者にシロアリ調査を依頼する流れは、電話やインターネットの申し込みフォームから点検日程の調整を依頼すればOKです。
電話の場合はオペレーターとのやり取りでその場で調査日程の予約ができます。メールフォームからの場合は業者からの折返しの連絡で調査日程を決めます。お急ぎの場合はその場で調査日の予約が可能な電話でのお申込みがおすすめですね。
シロアリ1番!では、無料のシロアリ調査を東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城南部限定で承っております。「羽アリが出たので見てほしい」という方や「シロアリ予防を考えている」という方はお気軽にご相談ください。
全員がしろあり防除施工士
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全ての業務を自社社員で運営
「クリーンなイメージとしてのシロアリ防除業界のパイオニアであり続ける」。私たちシロアリ1番!は、安心で確実なシロアリ駆除・予防をご提供するため、お客様のことを第一に考えたサービス作りをします。点検・工事・お見積りのことなど、シロアリ対策でお困りの点がありましたらお気軽にご相談ください。
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